2017年 07月 31日
みなさんこんにちは ブログをご覧いただきありがとうございます自由が丘リハビリテーション科藤澤汐里です。 連日暑い日が続いていますが、体調はどうでしょうか。 日中の最高気温が30℃を超えると真夏日、35℃を超えると猛暑日と言うようです。 わたしは田園調布駅から当院まで、10分歩くだけでもう汗だくです この時期話題になるのが 「熱中症、脱水症」です。 体にとって脱水、すなわち体液が不足するということは生命の危機であり、毎年亡くなる方もいらっしゃいます。 その危険をきちんと理解しておきましょう!! 体の中の水分量の割合は成人で体重の60%、高齢者は50% 体にとって、必要不可欠な体液が不足した状態のことを「脱水」いいます。 体重量の水分量が1%が減少すると初期の脱水の症状が現れ(尿量の減少など) 3%減少で血圧の低下が起こり、10%の水分量が減少すると、死に至ると言われます 体は生命を守るために、汗をかいたり尿を抑えたりして、その水分量のコントロールしています。 夏バテこそが脱水の症状! まず体から水分が水分が失われると、それだけ血液の量が減り、血圧が下がります。 すると、肝臓や消化器といった臓器をめぐる血液量が減り、本来の能力がダウンします。 脳への血流量が減ると集中力が低下し、消化管の血流量が減ると食欲不振が起こります。 夏バテといわれる、だるさや食欲不振はまさに脱水の症状なのです。 関節痛の原因にも 同時に、電解質(イオン)が失われると、体液の濃度調整の機能が低下します。 それによって、神経や筋肉に悪い影響が出て、足がつったり、しびれや脱力(だるさ)が起こったりします。 筋肉がしっかり力を発揮できないので、関節痛の原因にもなります。 成人では一日に1,500~2,500mlの水分を失っています 尿や汗ではなく、皮膚や粘膜、呼気から意識せずに失っている水分を不感蒸泄といいます。 体重60kgの人が、室温28℃の環境で一日になんと約900mlの不感蒸泄が起こっているのです。 そして体温が1度上昇するとおよそ15%増えます。29℃だと1035ml!!(ペットボトル2本以上!) このバランスをとるために、わたしたちは食べ物から1000ml、飲み物から1200mlとっていると言われていますが、 みなさん、ここ、きちんと飲めているでしょうか。 一日に500mlペットボトル1本も飲めない という方は危険です。 知らず知らずのうちに脱水症状になっているかもしれません 特に高齢の方は腎臓の機能低下があったり、利尿作用も持つ治療薬を服用しているため、 成人と比較して脱水になりやすいのです。 同時にミネラルも不足するので足もつりやすいんですね。。 ペットボトル2本分のお水 さらにミネラルの入った、塩水やスポーツドリンクなどが良いでしょう 意識して飲むことが大切ですね 自由が丘整形外科は、各階にウォーターサーバーをご用意しております。 来院された際は、汗をかいた分、しっかりお飲みくださいね! プラスして、お塩の入った飴などを携帯されるといいかと思います みなさんと大切なご家族も、くれぐれも脱水には気をつけて暑い夏を楽しみましょう #
by jseikei
| 2017-07-31 10:41
| 医療・健康
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